「思いが強すぎて、めんどくさい人になってしまう」その悩み、哲学者がすでに答えを出しています
今回は「想いが強すぎて、めんどくさい人になってしまう」という悩みを取り上げます。
「想いが強い」とは良いものとみなされる場面があるかもしれませんが、実の所、求める水準の高さやこだわりゆえに、周囲の人から「めんどくさい人だなと疎まれてしまうことも少なくないのでは。
かといって、せっかく抱いている「強い思い」をやすやす捨てることもできません。
そもそも「めんどくさい人」の『めんどくさい』とは何か?の日も時をもう少し。
◾️「めんどくさい人」って、どんな人?
・おせっかいの人
・必要以上の情報を渡す人
・ダジャレは文脈の分断
・話を途切れさせるのでエゴが出る
その前に、最初に断っておくと、僕自身がその気があると言うことをまずお断りしておこうと思います。
他人事ではない。
誰かを仮想敵に言ってるのではなく、まず自分の胸に手を置いていっているということです。
典型的でありがちと思われるのは、
・自分のことしか考えていない、独りよがり、自分が正しいと信じている、自分が世界の中心にいると思っている、ほとんど自分が世界である、自分中心の世界観であるため、相手の状態を察せられない、それゆえに人の適切な距離感がわからない、土足で踏み込んでくる、相手の気持ちや状態や時間をお構いなしに、相手にとってはどーでもいいことを気にかけ、どうだどうだと何度も言ってくる、話が長い、しつこくてくどい
・自分が正しいと少し思い込みすぎている、自分の非を認められない、だから謝ることも苦手、謝ろうもんなら負けだと思っている、自分が間違っている可能性に思いを馳せることができない、相手の上げ足取りばかりする、言い返そうとする、マウンティングしようとする
・それから「わかりやすいめんどくささ」の他に「むっつりめんどくさい」みたいなタイプもある(全部自分の胸に手を置いて何パターンに分けてみる)
然るべきタイミングで本心や本音を言えずに黙っている、そのままずっと黙っているならまだしも後になってちゃぶ台返的に言い出したり(価値あることもないわけではないがコストはかかる)そのくせどっちにしようかと迷いだしたり(早く決めてよ)
※参考書籍:『面倒くさい』認定されるのでやめた方がいい発言&行動7選ぶ
あくまで自分の胸に手を当てて列挙してみましたが、このように現象・症状としてはさまざまあるが、根っこには自己愛の強さ、我が強いことがある。
さらに言えば、それはネガティブな自己卑下的な、自己肯定感の低い自己愛の強さから発した様々なあり方のバリエーションでは。言い換えれば「自信はないけどプライドは高い」みたいな。
そうすると、直ちに処方箋として思いつくのは「自信を持ちましょう」てことになりますね。そしたら様々な現象に見たように相手のペースにお構いなく一方的に何度も思い訴えたり
・この人はめんどくさい人、めんどくさくない人
・ずっとめんどくさい人はいない
・相性がある、その人がめんどくさくなる場面もある
・私は、他人は、こういうときにめんどくさい人になる
・「あげたのに」の「あげ」は言わなくていい
・自己愛の強さが出ている
・言い訳が多い人=めんどくさい
・自分を守っている人
・こういうことがあるから上手くいかなかったんだ
・自己正当化(自己愛の過剰の現れ)
・自己肯定感の高い人は言い訳することはない
■自己肯定と自己愛のの線引き
・自己愛が強い=自己愛が強いではない
・自分を否定している自己愛の人もいる
・健全な自己愛、自分を否定する自己愛もある
・自己肯定は別の言葉で言うと自己受容もある
■こだわりを捨てると自分が自分ではなくなると思う
・全部が全部、その人の主観的な思いだけではない
めんどくさい人になるのが嫌だから、
めんどくさい人になるのを避けよう(こだわりをなくそう)という話ではない
・人と人の関係性でめんどくさい人になる
・ネガティブな自己愛、攻撃しあっちゃう
・人と人の間にめんどくさい状態になる
・ひとつひとつの関係で間柄が決まっていく
・めんどくさい人は世界が自分中心にまわりがち
・相手のことはおかまいなしにまず自分が認められたい
・自分の見方だけでは到底この世の中は動いてくれない
・変数がたくさんある
・すきな芸能人が全然思いもよらない方向にいく、など
・こちらがうれしいことは相手はうれしくないこともある
・フォーカスが、意図が間違って伝わることもある
・自分はどうかなと思うことも「それいいじゃない!」と思ってくれることも
・すべての悩みは人間関係
・ジャックデリダ:島民通信
・コミュニケーションにはあやうさ、不確実性がある
(コメント)
白人と黒人と黄色人種で感覚が違うんだって
白人:正しい正義
黒人:目立てる偉大になる
黄色:人との関係、繋がりを持つ
白人だと正しい考えを共有するのが関係
黄色だと繋がり自体が目的
・相手に誰よりも信頼を寄せていたりすることを「人事」
・世間が自分の力ではどうにもならないことがたくさんある
・「あげた」「心配してあげた」
・「恬淡(てんたん)」
・この世がどうなっても仕方がない、諦め、無関心の意味
・執着から離れ無欲に近づくこと
・悟りの境地に近いものがある
・「あぁそうなったの、仕方がないね」という人
・それが「いき」、「あの人いきだね~」につながる
・くきしゅうぞう
・「いき」を徹底的に分解してロジックを明らかにする
・世の中は思い通りにならない、ことを知る
・自分の意見をひょうひょうとしっかり淡々と話す
・一方であきらめを持ちながら、ひょうひょうと話す
・同居しない、区分け・線引きする。これが「いき」
・例:イタリアのちょい悪おやじは「いき」
どんなに年をとっても諦めない、自信を持っている
■こんなにあっさりしていたら、情熱は同居できるのだろうか?
・ここに「いき」の難しさがある
・あっさりとあきらめていながらも、世の中への情熱を諦めずにできるか
・自分の想いが伝わらない=思っている通りに相手には正確に伝わらない
・ただ、瓶を投げることを諦めてはいけない、意気地を失ってはいけない
・届かないとわかっていながらも、そこで叫ぶ