社会関係資本(ソーシャルキャピタル)

 

社会をスムーズに動かすためには、人々が協調活動を行わなければなりません。その活動を活性させることで、社会が効率的に動くようになります。この考え方を元にして、社会的な信頼関係や、規範、ネットワーク等の資本としての重要性を解いた概念です。

 

社会関係資本とは、次の3つの関係性でできています。

 

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ソーシャルキャピタル
  1. 信頼:他の人に対して抱く「信頼」
  2. 互酬性の規範:持ちつ持たれつなどの言葉で表現される「互酬性の規範」
  3. ネットワーク:人々の間の絆である「ネットワーク」

社会関係資本が豊かな人は就職しやすくなったり人生の幸福度が高くなると研究によっていわれています。一方、高すぎる社会関係資本はマイナスな効果もあります。

 

社会関係資本が強すぎるとお互いに監視したりと昔の地域社会を彷彿させます。そのため「弱い紐帯の強さ」が大切です。弱い紐帯とは、知り合い・飲み会で隣に座った人・顔見知り程度の間柄といったところです。

 

 

■対象

個人/地域社会/組織/国/集団/他

 

これらとつながること、社会的な関係への影響、つながりを通して得られるさまざまな資源、諸利益の価値の合計

 

グループの内部で、あるいはグループ同士の間での協力関係を容易にするルール、価値、理解の共有をともなうネットワークのこと。